こんばんは。今回のブログは番外編でお送りいたします☆
毎年大学祭のときに,工学部のサークル「茶室建築会」が小さな茶室を作っています。
実は毎年,茶研も少しだけお手伝いしてるんですよ!今年もお点前とか一緒に稽古しました。
いつもは大学祭茶会がかぶってて行けないのですが・・・
なんと!今年は雨の関係で月・火にも茶室が開放されていました♪というわけで,この機会にお邪魔してきましたー。
ちなみに,月曜の夕方にも寄ったのですが,すでに終了時間まで予約がいっぱいでした!
昨日のうちに予約しておき,朝から茶室に行ってきました。午前中も人いっぱいいましたねー
皆さん茶室といえば,狭い・閉ざされてる・格式高そう,といったイメージがあると思います。
でも写真見たら分かるとおり,今年の茶室は全然そんなイメージじゃなかったです。
ぱっと見た感じ,ナチュラルでモダンな感じでした。茶室!って感じじゃないです。
ちょっと外でのんびり順番待ちしてから,とうとう席入りです。
席の中では,お点前さんが一人とお客さんだけになります。
ここでは堅苦しい感じじゃなく,適当にしゃべったりお菓子食べたりしてました(笑)
のんびりゆったりした感じで過ごせて,すっごくなごみましたー。
ちなみに,写真に写ってる建水は茶研のです。といっても練習用なんですが(^^;)
きっと建水もこんな風に使ってもらえて嬉しいんじゃないかと思います。
お点前は,茶研では一度簡単に稽古しただけでしたが凛々しくて素敵でした!
今回はちゃんとした茶会ではないので,最低限の動作でお茶を点ててらっしゃいました。
でもそれが逆にすごく機能的で,動きもきりっとしていたので洗練されて見えました。
あと,お茶がすごくおいしかったですねー。茶研での稽古の成果かもしれません(笑)
やっぱり茶室で飲むのは格別ですね!心のこもった一服って感じがしてよかったです。
今回の茶室のコンセプトは,「外と繋がった空間」だそうです。
後で詳しく描きますが,茶室にはちゃんとした壁が無くて,いっぱい隙間が作ってあります。
だから席にいる間も,外の風や人の足音や話し声,陽の光が入ってくるんです。
なのに,小さな空間にお点前さんと客だけがいる・・・
普通なら外が気になるはずなのに,逆に落ち着くような,なんだか不思議な空間でした。
建築会の方に,ちょっとだけ茶室の裏話を聞いたので紹介します。
茶室の中は,完全に壁で仕切られてるわけじゃなくて,薄い板を縦に並べて壁にしてあります。
板と板のつなぎも工夫されていて,止め具が仕切りを横切ってしまわないように互い違いに止められています。こうすることで,より外とのつながりができるんだそうです。
また,写真に取り忘れましたが,席の天井も幾何学曲線みたいな感じで,変化に富んだ形になってました。
そして,この板同士の間隔にもこだわりがあるんだそうです。
狭すぎると外とのつながりがなくなってしまうし,広すぎると外から見えすぎてしまうんだとか。色々考えられてるんですねー!
しかし!予算の都合で板が6枚ほど足りなかったんだそうです。残念すぎる><
外に出てから気づきましたが,この茶室でお茶が飲めるのはこれが最初で最後だったんですよね。来年はまったく別の茶室が作られるわけですし・・・。
このメンバーで一緒に,この茶室に入ることはもうありません。
この自由でゆったりした不思議な席は二度と味わえません。
お茶ってほんとうに一期一会だなと感じました。
茶研の稽古や茶会では絶対に味わえない空気で,とても楽しかったです。
たまにはこんな自由でゆったりしたお茶もいいなぁと思いました。
来年はどんな茶室ができるのでしょうか?ぜひ行きたいです^^
それでは長くなりましたが,この辺で失礼しまーす(・∀・)ノ
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